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春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。春植物(はるしょくぶつ)。直訳は「春のはかないもの」「春の短い命」というような意味。「春の妖精」とも呼ばれる。
日本産で代表的なもの
など
春先に花を咲かせ、夏までの間に光合成を行って地下の栄養貯蔵器官や種子に栄養素を蓄え、その後は春まで地中の地下茎や球根の姿で過ごす植物がある。これらの植物群落をスプリング・エフェメラルという。
いずれも小柄な草本であり、地下に根茎や球根を持っているほか、小柄で、花が大きく、華やかな色彩を持つものが多い。
小柄であることは、地下に根茎や球根を持つのは、気温も低く、光も強くない春先に素早く成長し、花をつけるために必要である。
例外的にショウジョウバカマは、ほぼ同時期に花を咲かせるが、常緑性で年中葉をつけている。
スプリング・エフェメラルは、虫媒花である。春の早い時期に活動を始める少数の昆虫がその媒介を行う。
このような花の受粉を担っている昆虫は、北方系の昆虫であるマルハナバチの冬眠から目覚めたばかりの新女王蜂や、低温環境下でも活発に活動できるハナアブ科のハエ類が多い。
例えばカタクリやエゾエンゴサクの花は、マルハナバチの新女王蜂に受粉を依存しており、フクジュソウの黄色の皿状の花は、典型的なハナアブ類に適応した花の形態を示している。
温帯の冬に落葉広葉樹林は、早春にまだ葉が出ていないから、林床は日差しが十分に入る。
樹木に新芽が出て若葉が広がるが、夏までやや明るい場所で花を咲かせる。
この光が十分にある間に光合成を行い、その栄養を地下に蓄える、日向の性質の植物である。
レッドリストとは絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト。国際的には国際自然保護連合 (IUCN)が作成。
国内では、環境省・地方公共団体やNGOなどが作成。
環境省では、日本に生息・生育する野生生物について、生物学的な観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し、レッドリストを作成。
動物については、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、汽水・淡水魚類、昆虫類、陸・淡水産貝類、その他無脊椎動物の分類群ごとに、植物については、維管束植物、蘚苔類、藻類、地衣類、菌類の分類群ごとに作成。
出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自然の効能
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